「大学生は貯金しても意味ない」と聞くことがよくありますが、本当に大学生の貯金は意味がないのでしょうか?
たしかに、使えるお金に限りがある大学生が貯金をしていたら、普通の生活すら苦しくなりかねません。
しかし、僕がこの記事で言いたいのは、貯金を全否定するのではなく「しすぎはよくない」ということです。
この記事を書いた人
える君(管理人)
- 大学4年間で100万円貯金した人
- 貯金しつつ後悔のない大学生活を送った
- 大学時代から知識や経験に自己投資をした
- 貯金があることで心に余裕がある
この記事では、「大学生の貯金は意味ない」と言われる理由や貯金したらお金を使うべきこと、貯金したら注意すべきことなどを解説します。
最後まで読むことで、大学生の貯金がなぜ必要なのか、どのくらい貯金したらいいのかもわかります。
貯金は、心の余裕につながる重要なセーフティーネットですよ。
\ 貯金できたら自己投資(副業)にお金を使おう! /
大学生の貯金は意味ない→【結論】しすぎは良くない!
大学生活は、新しい学びとこれからの人生で役に立つ経験がたくさんできる貴重な時間です。
しかし、「大学生の貯金は意味ない」ということにはなりません。
貯金があると、心の安心材料や実際のセーフティーネットにもなります。
ただし、貯金を「しすぎる」と、大学生活を通して得られた経験や学びのチャンスを逃す原因となってしまいます。
大学生が最低限貯金する金額をコツコツと貯め続ける一方で、学生生活ならではの経験にもお金を使うようなバランスをとるべきです。
たとえば、友人との旅行や趣味への投資、将来のキャリアにつながる研修やセミナーへの参加などの経験は将来に役立ちます。
大学生が貯金をすることに全く意味がないわけではありませんが、大切なのは自分の価値観のなかで貯金と支出のバランスを見つけることです。
貯金のしすぎを避けて大学生活の中でしかできない経験が、大学卒業後の大きな糧(かて)となります。
大学生の貯金は意味ないと言われる理由3つ
「大学生の貯金は意味ない」と言っている人は多いですが、大学生活で得られる知識や経験は貯金以上の価値があるという考えのもと言っている可能性が高いです。
具体的に「大学生の貯金は意味ない」と言われる理由は以下の3つと考えられます。
上記の理由についてそれぞれ詳しく解説していきます。
いろんな事に挑戦したほうがいい
大学生活は、いろんな事に挑戦してさまざまな経験を積む絶好の機会です。
さまざまな活動や挑戦にお金を使うことで、自己成長と幅広い視野が手に入る可能性が高いからです。
例えば、異文化交流やインターンシップ、ボランティア活動などに参加することは、将来のキャリアや人生観に大きな影響を与えます。
バイトなどで稼いだお金をすべて貯金に回すのではなく、自分が成長できて将来につながりそうなことに使うべきです。
社会人になってから貯金したほうが早い
大学生の間に貯金をするよりも、社会人になってからのほうが貯金を増やせることは事実あります。
一般的な大学生と社会人では、稼げる金額や収入の安定性に大きな差があるからです。
大学生と社会人の収入例
- 大学生の収入(バイト):平均30,000円/月
- 社会人1年目の収入(正社員):平均初任給21,7000円
社会人になってから貯金したほうが、より計画的にかつ効率的に貯金ができます。
大学生の間に無理に貯金しすぎるよりも、社会人としての安定した収入が入るようになってから、積極的に貯金に取り組むほうが良いでしょう。
大学時代の自己投資は社会人になるときに活きる
大学時代の自己投資は、社会人になる際に大きなメリットになります。
学生時代に得たスキルや知識は、将来のキャリアに良い影響を与えやすいからです。
例えば、語学学習や専門的なコース、セミナーへの参加、海外留学などに費やしたお金は、他の学生と競争力が高い仕事に就くための投資となります。
大学生での経験は人としての分厚さにつながるので、より高い給与や望む職業に就くためには、大学時代に自己投資を行うことが大切です。
【社会人が思う】大学生が最低限しておくべき貯金額
大学での生活を考えると、ある程度の貯金はあったほうがいいです。
「ある程度」ってどのくらいなの?
実は、僕(社会人)が思う大学生が最低限しておくべき貯金額と、学生生活協同組合連合会が発表した「第58回学生生活実態調査」が同じくらいだったんです。
一人暮らしだとどうしても支出が多くなるので月1万円強、自宅から通っている学生は2万円弱と考えるといいでしょう。
年間約20万円貯金できると、4年生大学卒業時には約80万円の貯金があることになるので、就職活動にかかる費用への備えとしては十分です。
大学生が最低限貯金したらお金を使うべき4つのこと
大学生が最低限の貯金を確保した後は、お金をどんなところに使うのかは重要な問題です。
僕が考える大学生が最低限貯金したらお金を使うべきことはこちらです。
上記のお金を使うべきことは自己投資としての価値が高いので、今後の人生の質を高めるポイントでもあります。
旅行や趣味に使う
大学生が最低限の貯金を確保した上でお金を使ったほうがいいことは、旅行や趣味です。
旅行や趣味で得られる体験や学びは、人としての視野が広がるので、人生のどこかで必ず活きてきます。
例えば、異文化を体験する旅行だと、自分の豊かさなどを再確認することができるので、新たな価値観が生まれます。同じように趣味は、自分が楽しいと思えることをするので、ストレス解消や創造力に効果がある可能性が高いです。
大学生が最低限貯金できた後に旅行や趣味にお金を使うことは、長期的に見て自己投資としての価値がとても高くなるでしょう。
大学生以外と交流できる場に使う
大学生が最低限貯金した後にお金を使うべきこと2つ目は、大学生以外と交流できる場に行くことです。
異なる年齢層や異なる歩みをしてきた人との交流は、新たな視点の発見やさまざまな経験からの学びがあるからです。
例えば、目指す業界のイベントやインターン、OB訪問などは、未来のキャリアに役立つ貴重なアドバイスが得られる可能性が高いです。
同級生や大学生くらいの年頃の人以外との交流は、あなたの視野を広げ、人生における重要な気づきを与えてくれるでしょう。
就きたい職業の知識や経験を得るために使う
大学生が貯金した後でお金を使うべきところは、将来就きたい職業に関連する知識や経験が身に付けられるものです。
目指す職業によって必要なスキルセットは異なるので、他の大学生よりも求められる人材になるためには目指す業界の知識や経験が必要不可欠だからです。
例えば、目指す業界のセミナーや取得しておいたほうがいい資格の料金などにお金を使うといいでしょう。
また、目指す業界の企業インターンシップに参加することは、仕事内容や自分が向いている・向いていないの判断が実務経験を積むことで見えてくるのでおすすめです。
業界の知識・経験は、就職活動時において大きなアドバンテージとなるので、センスの良いお金の使い方をして気持ちのいい社会人をスタートさせましょう。
ブログなどの副業に投資する
大学生が最低限貯金した後にお金を使うべきところは、副業です。
特にブログやSNS運用は初期投資が少ないので、大半の学生クレジットカードの限度額内で始められます。
副業にお金を使うべき理由は、給与以外に収入の柱を作ることで、金銭的な余裕が生まれるからです。
国税庁の調査によると20代の平均年収(男女計)は20~24歳で260万円。……月20万円くらいだと、都会だったら遊ぶお金なんて少ししか残らないね。
しかし、大学生の時から副業に挑戦して収入の柱を作っておくと、月25万、月30万も夢ではありません。
大学生から副業にお金を使うことで、他の大学生よりも、ビジネススキルを磨きながら収入を増やせる可能性が高くなります。
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大学生が貯金したら守ること2つ
大学生が貯金した後には、いくつかの注意点があります。
お金を持っていることがわかると豹変する人も世の中にはいます。
将来のために貯めたお金は、たとえ友人だからと言っても貸さないようにしましょう。
貯金したお金は絶対使わない心構え
大学生が最低限の貯金をして注意すべきことは、「貯金したお金を絶対に使わない」という心構えです。
貯金がある程度できてきたら使いたくなる気持ちはわかりますが、一度使ってしまうと「このくらいならいいか」が続いて最終的にはなくなってしまいます。
「いつの間にかなくなってた」をなくすためには、絶対に使わない貯金とは別の口座で貯金するといいです。
貯金したお金を絶対に使わないという強い決意と貯金が減らない仕組み化は、目標を達成する上で不可欠でしょう。
友達に貯金があることを言わない
大学生が最低限の貯金をした後に最も注意すべきなのは、貯金があることを友人に話さないことです。
大学生のみならず多くの人が経験したことのある友人との会話がこちらです。
最近貯金が溜まってきたんよな〜(うっかり喋ってしまう)
え、マジで!みんな、えるが奢ってくれるって〜!!
貯金があるとわかると、友人たちが悪ノリしてきた経験ありませんか?
1回ならまだしも、逐一「貯金があるから」を口実に奢らされると、貯金したお金はすぐに消えてしまいます。
頑張って貯めたお金を減らしたくないなら、周囲の人に貯金があることを秘密にしておきましょう。
まとめ:大学生の貯金に意味がないことはない!最低限貯金したら自己投資しよう
大学生の間に貯金をすることは、無意味なことではありませんが「しすぎ」は良くありません。
大学での生活は、今後の人生で二度と訪れないほど自由な時間なので、将来への備えや目標を実現するために自己投資をする大きなチャンスです。
仲の良い友人と旅行や趣味を楽しみながらも、将来のための貯金と自己投資をするといった良いバランスを取るのが大切です。
貯めたお金を守りつつ、社会人になったときのことを考えて積極的に自己投資していきましょう。
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